おまちしています!

<はじめまして>

はじめまして、みなとママキャリネットワーク兼子です。

この度、港区立男女平等企画センター(リーブラ)の平成27年度助成事業として、「みんなで考えよう!職場復帰!!」を開催させていただくこととなりました。育児と仕事を両立する中で直面する課題を、3回にわたって架空の方の事例(ケース)を用いて参加者みんなでディスカッションする予定です。

女性活用を国が推奨している反面、なかなか身近なところでは言葉の勢いに実態が追いついていない、と思ったことはありませんか?

<女性の就業状況>

現在の日本では仕事と育児を両立することは容易ではなく、結果的に結婚・出産・育児をきっかけにフルタイムの仕事から離れる方が多いのが現状です。 少し前のデータですが、男女共同参画白書平成25年版(下記参照)からも、結婚後に71.4%あった就業継続率が、第一子出産後には32.8%まで下がると出ています。同様にH27年版少子化社会対策白書でも、出産1年前まで仕事についており、H22年に出産した女性の54.1%が出産半年後までに退職してます。もちろん女性の方ご自身の様々な事情や意思による離職もあり、すべてが両立の難しさ原因とはいえませんが、男性には見られない現象です。

<様々な両立のしかた>

一定期間フルタイムの仕事から離れてしまうと、同じ処遇の仕事に戻ることはキャリアのブランクから難しいといわれます。 また、キャリアやスキルのブランク以外にも、育児と両立すると、子供の預け先、病児保育、残業、出張時の対応など、ご自身だけでは完結しない不確定要素が多く生じます。もちろん働き方は多様化しており、ライフワークバランスを重視する等からパートタイムまたはフリーランス的に働く方も増えています。

しかし、キャリアの継続性や収入で考えても、望む方にとってフルタイムの仕事と育児を両立する、または同等の職務内容・処遇の仕事を短時間勤務(パートタイムを含む)が継続できる環境は必要です。

<おまちしています!>

前置きが長くなりましたが、共通の問題意識を持った私たち数名でみなとママキャリネットワークを昨年立ち上げました。一昔前は、仕事と育児の両立ができる人は、スーパーウーマンのような方だったり、ご実家やご主人の完全サポートに恵まれた方だけ、という固定観念がありました。一方で、講談社さんのVeryの2015年12月号には、「働くママvs.同世代女子 みんなの本音と建て前」という記事が出るほど、身近に仕事と育児の両立を考える機会が増えています。 同世代女子とは、お子さんを持たない同僚の方で、働くママに対するご意見が書かれています。

「みんなで考えよう!職場復帰!!」では、仕事と育児を自分(家庭)と仕事という2次元だけでとらえず、上司、同僚、夫、外部のサポート、etc.と様々な方向から問題をとらえ、みんなで共通する問題を客観的に話し合うことで、スーパーウーマンでなくても両立できることを目指したいと思います。

ぜひこの機会に両立することの容易さ、困難さを同じような意識を持つ方たちと一緒に考え、どうすればよいのか、みんなでディスカッションしてみませんか?

みなさまのご参加をお待ちしております!

☆みなとママキャリネットワーク☆

男女平等参画白書平成25年版より

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